人は見た目が9割。
そんな本がありました。

心理士も、見た目は大切だと、私は思っております。

別に、カッコイイとか、美人だとか、オシャレだとか、
そういうことが必要なのではありません。

オーラやカリスマ性が必要なわけでもありません。

大事なのは、清潔感です。

では、服がキレイで、とにかく洗濯してあれば、それでいいのか?というと、
そういうことではないのです。

心理士は、接客業です。

そして、サービス業です。

さらに、専門職なのです。

よって、清潔感・知性・賢そう・頼れそうな感じが、
嫌味なく、じんわり滲み出ていたら、
最高だと思います。

そして、話しやすそう・優しそうに見えたら、もっと最高だと思います。

そのためには、服装だけでなく、髪・爪・お化粧なども、
きちんと整えるべきです。

普段、道端で、しょっちゅう道を尋ねられるような、
そんな「話しかけやすそうな人」「知っていそうな人」に見える人で
あって頂きたいな、と思います。

私はカウンセリングの研修会に行くと、
たくさんの同業者と会い、話します。

正直、痩せ気味の方がみすぼらしい感じの服を着ているのを見ると、
「経営がうまくいっていないのではないか?」と感じてしまうし、
マニキュアを塗っているのに半分以上はげてしまっている爪をした方を見ると
「自分の手入れも中途半端なんだな」と思えてきます。

研修会では、クライエント様にはお会いしませんので、
別に何を着てきてもいいとは思うのですが、
ご自身の趣味とはいえ目のやり場に困るような服を着ている女性や、
全身柄物の衣類でゴチャゴチャうるさく、主張しすぎる服の方、
地味はいいけど地味すぎる方、
お洋服が毛玉だらけで手入れできていない方、
お洋服がシワだらけでヨレている方、
全体的にお洋服の消耗が目立つ方、
防寒しようと躍起になって「あれ?」っていうファッションになってしまう方など、
TPOを考えることができているのか?と疑問に感じる方が
意外とたくさんおられます。

カジュアルは、いけない、ということではなくて、
センスがないといけない、ということではなくて、
やはり、自分自身の手入れ、衣類の選別と手入れの問題と、
TPOの問題なんだと思います。

カウンセラーは、クライエント様から、
すごく観察されている・見られていることを
意識すべきだと思います。


「他のカウンセラーが気に入らなかったから」という理由から
私の元にいらしてくださった方々よりお話をお聞きしてみると、
正直、見た目の苦情もかなりたくさんあるのが現実です。


また、カッチリ系の服装と、カジュアル系の服装と、
両方お持ちである方がよろしいです。
「スーツでなくカジュアルにしていてくださると、気がラクです!」
と言われることも多く、
「ちゃんと、シャン!としてればいいってもんでもないんだなー」と悟ります。


上下とも黒の服を着るとかも、金森は避けています。
暗い、悲しい、苦しいお気持ちでおいでになる方が多いため、
私をパッと見て余計ダークな気分にさせてしまわないように、
という配慮からです。

仕事なのですから、ジーパンでクライエント様とお会いするとかも、
ちょっとどーかと思います。

男性カウンセラーであれば、チノパンくらいが雰囲気が柔らかくてよろしいかと思います。
上下揃いのスーツにネクタイでクライエント様とお会いするのは、
もしかすると少し硬すぎる可能性があります。
万人ウケはしますが、スーツを召されるなら、少しキュートなワイシャツを選んで、
ノーネクタイくらいがクライエント様は気がラクかもしれません。

爪は、男女共に、基本、伸ばさず、白い部分は全て切るべきです。
記録を取っていることもあり、手元は、かなり見られています。

万が一マニキュアを塗られるのであれば、地味目で目立たない色を、
きちんと塗られて下さい。


白髪を染める・染めないは個人的な好みや年齢にもよるかと思いますが、
やはり必ず清潔感のあるように整えて下さい。
個性の強すぎる髪型や、きつすぎるパーマも、やめてください。

フケは最も嫌われます。

髪の量が多い・薄いは関係ありません。
男性の俳優さんを見ても判るとおり、髪の清潔感に毛髪量は関係ありません。

はっきり申し上げます。
髪が汚いと、どんなにきちんとした服を着ていようとも、
全てが汚く見えることを知っていてください。
なぜか、そうなのです。金森が断言します。


歯は白く。
お話したときに、銀歯や金歯がキラリというのも避けましょう。
高額ですが、見える範囲はセラミックでかぶせ物をしてください。

アクセサリーは、基本腕時計のみです。
女性で、服装が地味目になりがちの方は、逆に、癖のないアクセサリーを少しつけると、
地味さをカバーできるかと思います。

アクセサリーで一番気をつけなければならないのは、イヤリングです。
基本的には、つけないでください。
全身でうなずく仕事をしていて、揺れるイヤリングやピアスをしているのは
見ていてうざいです。
万が一つけたとしても、小さくて、揺れないものを。

お化粧は、濃すぎないように。
また、化粧品の独特の臭いにも気をつけてください。
具合を悪くされる方がおられます。
仕上がったときに、柔らかさが出るようなメイクをして、
クライエント様が話しかけやすそうなお顔になるようにしてください。

赤い服は、基本的にNGです。

香水も、NGです。

また、男女共に、この仕事に、妙な色気は一切必要ございません!


カウンセラーは自分の好きな服を着ていればいい、ということではありません。
かといって自分の好きな服を一切着られない、ということでもございません。
仕事なのですから、心理士という仕事に合う、TPOを考えた身なりをすべきなのです。


以前、上智大学から論文のための心理学実験を依頼され、
「金森が5分程度の自己紹介の挨拶をしているビデオ」を作り、
そのビデオを被験者に見せる群と、見せない群に分けて、とある実験をし、
分散分析を行いました。

その際に、任意のコメントを取ることも行われました。
その結果、ビデオを見せられた群で、私の姿・話口調を見聞きしただけで
「このカウンセラーのカウンセリングは受けたくない」
というコメントをはっきり残した方が数名おられました。

論文の結果とは別に、金森には全く別の結果と考察が出る、という(笑)
異例の実験となりました。

やはり人の見た目は、相手の気持ちに大きく影響を与えるのは明白なのです。


そして、もうひとつ大事なことは、
かっこよすぎ、キレイすぎるカウンセラーは、いけません。
ということです。
クライエント様が、引いてしまいます。

実は私、たった1度だけ、こんな経験があるのです。
「あのぉ・・・」
「先生お綺麗すぎるので・・・ちょっと話しづらいです・・・」
「・・・んーーー、やっぱり話せないな・・・」
「本当にごめんなさい・・・ここでやめてもいいですか?」
そう言ってこの方は、初回ご来談時、
お座りになってから2分で、お帰りになりました。

金森も、このときばかりは、引き止めるわけには参りません。
当然ながら料金も頂かず、
「えぇ、わかりました!いいんですよ、ご無理なさらなくて・・・」
「こちらこそ、ごめんなさいね・・・」と言って、お見送りしました。

金森は別にかわいくも美人でもないのですが、
この方にとっては、金森の見た目が苦痛だった、ということです。

驚くことに、このお帰りになった女性クライエント様は、非常に綺麗な方だったのですが、
やはり、こういう事態が起こらないように、
カウンセラーが元から見た目に配慮することが大切です。


わからないものです。
小綺麗にしていた方がいいのに、綺麗すぎてもいけない。
ステキである方がいいのに、ギラギラしていてもいけない。
地味でいいのに、暗すぎてはいけない。
難しいものです。

白衣で服を隠せる病院の心理士と違い、
開業カウンセラーは、常に見た目を観察されていることを意識すべきです。

大勢の前で話す、企業関連の仕事など、とにかく信用を得たい場なら、
心理学的に、黒か、青で勝負です。


金森は、お電話でご予約をお取りするときは、
お声を聞いただけでその方の年齢をドンピシャリ±1歳前後で当てられる、
という特技を持っています。→それで初回の服装への配慮ができます。

高校生から、上は70代の方までお見えになります。

クライエント様は女性なのか、男性なのか、おいくつくらいなのか。
相手のお声の雰囲気的に、硬くいくべきか、柔らかくあるべきか。
検討がつけば、それによって、自身の身なりはある程度整えられる、ということです。

また、お電話で話し口調を聞いているだけで、
お薬を飲んでいる・飲んでいない・飲んでいるとしたらどのくらい飲んでいるか?も
大体検討がつきます。→それで観察への配慮ができます。

パッとお姿を見ただけで、本日のご気分と体調が見えます。
→それで金森から何か投げかけることができます。

心理士は、五感を、目と耳は特に良く磨いてください。



ちなみに、私が普段仲良くさせて頂いている厳選されたカウンセラー仲間は、
みんなステキです。

アタマの中もステキです。

心理士たるもの、見た目への配慮もすべし!です。

当然ながら、見た目には、内面も滲み出てきます。
よって内面もアタマも、磨くべきです。


また、心理士は、逆にクライエント様を、
ジロジロと、上から下まで見るようなことは、してはいけません。

心理士は、見られても、見てはいけません。

しかし、そんなことをしなくても、
クライエント様を「パッ!」と一瞬見ただけで、
今の身体・精神状態を瞬時につかめるべきです。

そしてその後は、さりげな〜く、目をジロジロ動かさずに静かに観察し、
クライエント様のお体の異変や全体像の細かな異変に気付けるべきです。

身体症状も、精神症状も、目視で多くのものを必ずつかめます。

その鍛錬を積むべきです。
 

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